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ティーディクショナリー

あ行

アイスティー

冷たく冷やした紅茶。1904年の夏、セントルイスで開かれた万博博覧会の会場で、連日、猛暑が続く中、インド紅茶の展示コーナーで試飲をしていたが客の反応が良くなかったため、出来上がりの熱い紅茶に氷をたっぷり入れて試供したところ、大好評になった。これがアイスティーの始まりとされている。

アスパラサス・リネアリス

アスパラサスリネアリス学名「アスパラサス・リネアリス(Aspalathus Linearis)」というマメ科の針葉樹。南アフリカ共和国の大都市ケープタウンから250キロメートル北上したセダーバーグ地方のみで生育しており、この植物を加工した飲物は「ルイボス(写真)」として有名。ポリフェノールの一種であるフラボノイド成分やフルーツ酸などを含み、ノンカフェイン、低タンニンであることから、健康茶としても注目されている。


アッサム

インドの北東部の州名。ブラマプトラ河両岸の標高250m程度の平地に600以上の茶園があり、年間40万トンの茶を生産するインド最大の紅茶産地。この地域で生産されるアッサム紅茶は、赤褐色の水色と強いコクが特徴。全生産量の80%がCTC製法によって生産されている。

アッサム種

1823年、英国人のM.R.ブルースが、アッサム地方で発見した茶樹。中国で生育している茶の樹とは特性が異なり、葉ははるかに大きく、収穫量も多い。亜熱帯性気候を好むことから、霜の降るような場所では生育しない。ポリフェノールを豊富に含むことから、紅茶に最も適した茶樹として、世界中に普及している。

アフタヌーンティー

客間で社交を楽しむ午後のお茶会のこと。アフタヌーン・ティーパーティーともいう。起源は17世紀後半以降、ヨーロッパの貴族やブルジョア階級が自宅のサロンや茶の間などで楽しんだこと。イギリスでは、1662年、ポルトガル王家からチャールズ二世国王のもとに嫁いできた王妃・キャサリンをはじめ、歴代女王・王妃・王女による宮廷、サロンでのお茶会が流行していた。今日に伝わるアフタヌーンティーの発祥は、1840年代に第七代ベッドフォード公爵夫人のアンナ・マリアが、夕食前の午後の5時頃に空腹を一時的にしのぐために始めた間食が始まりとされている。

アフターディナーティー

食後に客人達とくつろぐためのお茶。17世紀の末頃から始まったイギリス富裕階級のお茶の楽しみ方のひとつ。もともとは食事がスタートして2~3時間後、コースの最後になる「スパイスの効いたワイン」が注がれると、殿方が食後にお酒を中心に余興を楽しむ間に、ご婦人方は応接間か、東洋風の家具調度品で飾り立てられた女主人の小部屋へと席を移してお茶の時間を持ち、親密な会話などを楽しんだりした。やがて、殿方もグラスを持って集まり、チョコレートなどの甘いお菓子、アルコール類も用意され、大人のお茶会が盛り上がった。

アヘン戦争

清国とイギリスの間で1840年から2年間にわたって行われた中英戦争。18世紀末頃から19世紀のはじめにかけて毎年、イギリスへの中国茶輸入が増え続け、その対価として支払われていた銀の量が膨大になっていった。そこでイギリスは、植民地インドで栽培したケシから作られるアヘンを売りつけることで、銀の流出を防いで行った。18世紀末からのアヘン吸入の習慣で、心身ともに蝕まれていくことに心痛めた清王朝は、法令などで輸入・使用の禁止を試みるがうまくいかず、1839年、林則徐を大使として広東に派遣。イギリスが貯蔵しているアヘンを焼却したり、海の中に投棄したりして抗議を続け、ついに1840年清との間に戦争が勃発。イギリス軍の勝利に終わる。清国は「南京条約」を結び、諸港を開港させられた。以後もイギリスへの茶の輸出は増え続けたが、インド茶へと需要は移っていった。開港のおかげで中国茶のロシアへの輸出が増加し、1890年にはロシアがイギリスに代わって中国茶の最大の輸入国となった。

アミノ酸

アミノ基とカルボキシル基を同時に持つ有機化合物の総称。茶には単体のアミノ酸のほかにタンパク質や酵素を構成している多種類のアミノ酸があり、紅茶の製造工程や保存による変化が香味に関与している。

荒茶

茶の製造を乾燥までで終わらせ、簡易包装して販売するお茶。等級区分やブレンド後の再火入れを、専用の仕上げ工場に任せる日本や中国の方式をいう。大規模な紅茶工場では一貫作業をするので、この用語は使用しない。

アーリーモーニングティー

朝食前、目覚めとともにいただく紅茶。ベッドティーともいわれ、もともとは召使がベッドまで紅茶を運んでくれていた。

アールグレイ

ベルガモットで柑橘系の香りをつけた紅茶。フレーバーティーの一種。原料は中国茶の祁門紅茶が使われることが多いが、茶葉のブレンドは特に規定がないため、セイロン茶や、中国茶とセイロン茶のブレンド、稀にダージリンなども用いられる。"Earl Grey" とは「グレイ伯爵」の意であり、19世紀のイギリス首相、第二代グレイ伯チャールズ・グレイに由来する。