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展示会訪問リポート「TEA WORLD FESTIVAL2008 ソウル編」

2008年6月、韓国ソウルでTEA WORLD FESTIVAL 2008が開催されました。緑茶と陶磁器が中心のお茶祭りといった印象でした。

韓国でも緑茶が生産されており、数社が韓国南部や済州島の緑茶を紹介していました。
日本と製法が異なり、釜入りの香ばしさが際立ちます。
茶葉の外観もとても美しく、品の良い渋みと甘さがあって上質な緑茶であることが分かります。 
韓国の緑茶はとても高価で、普段の食事には麦やトウモロコシの穀物茶がポピュラーなようです。 
スターバックスのようなカフェでは、アイス抹茶ドリンクが若者に大人気です。
紅茶の人気も徐々に上がってきたとはいうものの、高い関税率の影響でしょうか、小売価格が日本の2倍近いのには驚きます。
韓国の人達はあまり家でお茶を飲まないそうです。外に出れば30メートルおきに有名なカフェチェーンが軒を連ねているのですからその必要がないんだそうです。

日本からは静岡県が出展し、日本茶のPRを行いました。
はたして日本のお茶が韓国の人達に受け入れられるのでしょうか?
今回は煎茶、玄米茶、ほうじ茶、水出し煎茶、抹茶入り玄米茶、ハーブ入りほうじ茶、ハーブ入り緑茶、インスタントティー・・・とあらゆるタイプの試飲を行いましたが、香ばしく、かつ甘いタイプがお好みのようで、ハーブ入りほうじ茶などは皆さんマシッソヨ!といって飲み干していました。
ハーブのステビアが入っているのでお砂糖を入れたような甘みがあるのがよかったみたいです。

ステージの上では、韓国式茶道のデモンストレーションが行われました。
日本の着物とはまた違ったチマチョゴリのふんわりしたラインがなんとも優雅で、美しかったです。

釜炒り緑茶を作る中華鍋みたいな巨大な機械です。
電気で鉄板を熱し、その上で茶葉を手で揉みながら形を整え、乾かしていきます。

ドラマ「天国の階段」の撮影に使われたことで有名なカフェPASCUCCIパスクーチのビルです。
明洞の中心にあり、ソウルで最も土地が高いエリアなんだそうです。
フロアは1階から5階まで!韓国の飲食業のパワーを感じないではいられません。

カフェには必ず熟練したバリスタがいます。
エスプレッソマシンを使って美味しいカプチーノを入れたりミルクの泡の上にイラストを書いたりするだけでなく、コーヒーや紅茶を使ったドリンクメニューの開発も担当しています。
素材を素材以上のレベルにもっていくことができるプロフェッショナルです。

アイスチャイティーコレクション。良いコンセプトです。
実はオムライス専門店の夏のおすすめドリンクメニューです。
赤、ピンク、緑、カラフルなアイスティーの競演です。

韓国のカフェで一番人気のアイス抹茶ラテ。
日本のものより濃厚で、びっくりするほど甘い。
でも韓国の方は、これくらい強い味がお好みのようです。
こんなに甘いものを一日に何杯も飲んでいるのにみんなスリムなのは、
やっぱりカプサイシンのおかげでしょうか?

韓国のお粥が大変美味しいんです。
これはタコキムチのお粥。
ほかにはアワビのお粥、カボチャのお粥など何十種類もあるお粥専門店です。
日本のお粥はシンプルな味付けですが、韓国のお粥はしっかり味付けしてあって
パワーが出ます。

焼き肉屋さんに並んだ葉っぱの量!これでざっと5,6人前です。
お皿の半分が空けばすぐに追加されます。
サンチュ、サニーレタス、えごまの葉、しそ、きゅうり、にんじんetc.
お肉とキムチと野菜をバランスよくとることで、エネルギーを効率よく使うことができるみたいです。

勢いに乗ってきた韓国お茶市場。
様々な茶葉を購入して自宅やオフィスで楽しむまでにはまだ時間がかかりそうですが、確実にお茶ファンは増えているようです。
カフェのバリスタによる独創的なティーメニューを聞き、驚きました。
彼らはお茶を入れる行為を、じっと待つ方法から、躍動的な方法に導きました。
ポットにティーバッグとお湯を入れて3分待つのではなく、シェーカーにティーバッグと少量の熱湯を入れ、わずかに待ったあとシロップと氷を入れてシェイクし、一瞬にしてアイスティーを作る方法を考え出しました。
手際よくカクテルを作るように、美しい所作でアイスティーを作っているバリスタをカウンター越しに見れば、魔法のドリンクをオーダーしてみたい気持ちになります。
顧客の心理を上手にくみ取って、演出を考えるのが得意なんですね。今後も見守っていきたい市場です。